非凡の人、西野亮廣は1年に420日生きている

何を隠そう「えんとつ町のプペル」が絶賛大ヒット上映中の西野亮廣さんは僕と同じ歳である。

もっとも歳が同じであること以外に共通しているところはあまりないと思う。

ルックスもカリスマ性も収入も僕なんかが到底及ぶものではない。

彼の物言いや仕事の仕方が気に食わずに、彼をカルト教団の教祖のようだと批判をしている人も多いようだが、彼を支持している人にとってはそれが魅力なのであろうから、お互い干渉をせずにいれば良いだけのことである。

僕個人としては、彼の作品にはどうも関心が持てないので、この先絵本を読んだり映画を見に行ったりすることはないだろうが、それは別に彼の作品を中傷しているわけではなく、歴史に残る名作と言われるトルストイやバルザックの小説を読まないのと同じことで、ただなんとなく鑑賞する気になれないというだけのことである。

その一方で、えんとつ町のプペルを見て励まされたり勇気づけられたりする人がたくさんいるのは大いに結構なことだと思う。作品を見てもいないくせに、作品そのものや、その支持者を誹謗中傷するのは言語道断の振る舞いである。

批判をしたいのであれば、きちんと作品を見た上で「この上なくつまらなった。鑑賞に値しない作品である」と批評すれば良いだけの話である。もっとも、鑑賞に値しない作品は、批評にも値しない作品である可能性も高く、誹謗中傷をしている人は作品自体は見たものの、批評をする時間も勿体ないので、ただ誹謗中傷に徹しているだけのことかもしれない。

話は変わるが、僕がネットで目にした情報によると、西野さんは1日に2時間程度しか寝ていないらしい。

人間のなかには数百人に一人の割合で「ショートスリーパー」という人々がいて、1日3~4時間眠るだけで、なんの支障もきたさずに日常生活を送ることができるそうだが、おそらく西野さんもその部類なのだと思われる。

僕なんかは1日に6時間寝てもまだ十分に寝た感じがせずに、せめて7時間半は寝たいなあと思っているねぼすけである。もっともこれは普通の人間にとっては普通の反応らしく、6時間睡眠の日々が一定時間続くと、認知能力が著しく低下するという研究結果もあるらしい。

そんな人達が大多数を占める世の中にあって、西野さんは2時間しか寝ていないのだから恐れ入る。1日単位で考えれば、2時間しか寝ない人と6時間寝る人の差は4時間しかないが、年単位にすると約1,500時間、すなわち約60日余りの差が生じることになる。つまり、我々凡人は1年に365日しか生きていないが、西野さんは420日を生きていることになる。

そうした「生きている日数」の差が積もり積もって我々凡人と西野さんのような奇才の差を作り出しているのであろう。

これからも彼の活躍から目が離せない。

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