筋トレを朝にするようになって分かったメリットとデメリット

 ボディビルダーの如く筋トレに一生懸命取り組んでいる人のことをネットの一部では「筋トレガチ勢」と称しているようだが、僕の場合、そこまでガチで筋トレに取り組んでいるわけではないが、ジムに習慣的に通い、自分が追い込まれない程度にひょろひょろとウェイトを上げ下げしている程度の勢である。

 緊急事態宣言により、都内のスポーツジムが夜の8時で営業を終了する状態が数ヶ月間続いている。それまでは仕事を終えた後にジムに寄って自己満足程度にウェイトを上げ、風呂とサウナに入ってから帰宅するという日常を送っていたが、会社勤めのサラリーマンという分際では、就業後にジムに寄ることが非常に難しくなってしまった。僕個人としては新型コロナよりも仕事終わりにジムに行けないということの方がよっぽど緊急事態である。

 そうは言っても世の中の流れには逆らえず、ぶつぶつ文句をこぼしながら、自分の行動の方を変えていくしか仕方がない。不幸中の幸いで、僕の通っているジムは朝の7時から営業しているので、「仕事を終えた後にジムに行く」という行動パターンを逆転させて、「ジムに行った後に仕事に行く」ということを試みてみた。

 何かを変えたら当然それに伴うメリット・デメリットが出てくる。ジム通いを朝に切り替えたことにより、僕個人にどのような効果があったのか、ここに紹介したい。

メリットその1:出発前にダラダラしなくなる

 本来、仕事というのは自分の意志でやっているはずなのだが、いつの間にか義務や苦役のように感じられ、「行きたくねえなあ」とか「かったりぃなあ」という思いに囚われがちである。そうなると、なかなか家を出る踏ん切りがつかず、着替えもせずにテレビを見ながらダラダラしてしまったりする。

 ところが「○時○分までにジムで筋トレを終わらせなければ」という、より自発的な度合いの強いタスクを自分に課すと、着替えも歯磨きもぱっぱとやるようになり、起床から家を出るまでの時間を20%ほど短縮することに成功したのである。

メリットその2:ジムが空いている

 営業終了時間が早まったことにより、朝の時間帯に人が集中するんだろうなと覚悟してジムを訪れてみたところ、予想に反して、人の姿はまばらで、マシンなどを快適に使うことができた。どうやら僕の通っているジムには寝坊助が多いらしい。

メリットその3:アグレッシブになれる

 筋トレをすると全身の細胞が活性化するのか、しばらく体温が上がって身体がカッカした状態が続くようだ。その効果はメンタル面にも波及し、積極的に仕事に取り組めるようになった気がする。普段なら「面倒くせえなあ」と先延ばしにするような仕事でも、筋トレ後だと「かかってこいやぁ!」という気分になることができる。

デメリット1:眠い、疲れる

 しかし、上述のような状態はあまり長持ちしない。せいぜい午前中が良いところで、一定時間が経過すると、テンションが通常モードか、あるいはそれ以下にダダ下がりしてしまうようだ。思うに、筋トレというのはスーパーマリオにスターを取らせるようなもので、少しの間は無敵状態になれるが、その時間が終わるとやる気も減退してしまうようだ。

 まあ、僕という個体が生来怠け者に出来ているので、アグレッシブになれる時間など限定されてしまう。おまけに仕事前にジムに行くために普段よりも1時間以上早起きしているので、眠くなってしまうのは至極当然と言える。

とまあ、朝の時間帯に筋トレをすることのメリット、デメリットについて論じ尽くしたが、結果的に3つのメリットに対して、デメリットは1つということになったため、朝筋トレを済ませてから会社に行くという行動様式自体は続けていきたいと考えている。

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