よせばいいのに、このブログにはどのくらいのアクセス数があるのか知りたくなってしまい、WP-StatisticsというWordpressのプラグインを導入してみた。このプラグインを入れると、設定次第ではどの国から何件のアクセスがあったかということまで把握することができるので、なかなか面白い。ちなみに、当ブログの過去30日間の国別のアクセス数はこちらの通りである。
このブログは100%日本語で書かれているのに、アクセスのほとんどが日本以外の国からというのが気になるところである。第1位に挙がっている「国籍不明」というのはこの際無視するとして、事実上のトップ3は、アメリカ合衆国、ロシア連邦、ドイツと、さながら冷戦時代を彷彿とさせる様相を呈している。肝心な日本については、第7位にランクインしているものの、訪問者数はわずか10という残念すぎる結果である。
おそらく日本からのアクセスも含めてだが、これらは真面目にブログを読みに来ている人達なのではなく、不正アクセス的な何かなのではないかと察する。そもそも人間によるアクセスなのかも怪しいものである。
まあ不正アクセスだろうが何だろうが、アクセスには違いない。友人だろうが泥棒だろうがお客さんはお客さんである。これらのアクセスについて、もう少し深く掘り下げてみようという気になった。上の画像の一番右にある「訪問者数」の数字をクリックすると、各国からのアクセスの地域別の内訳を見ることができる。
例えば、これは実質的に最多のアクセス数を誇るアメリカ合衆国の内訳である。
見ての通り、「Boardman」という市区町村からのアクセスが圧倒的に多い。というか「Boardman」しかない。こちらにお見せしているのは、2021年7月23日から7月25日のアクセス状況だが、それ以前のアクセスも「Boardman」からのものが8割以上を占めている。
「アメリカ合衆国の主要な都市を挙げよ」と問われたら、多くの場合ニューヨークやロサンゼルスといった地名を挙げるのが一般的であると思う。しかし僕の場合は自分のブログにこれだけ多くのアクセスをいただいている義理もあるので、「Boardman」と答えざるを得ない。Boardman側に差し支えがないのであれば、住民票をBoardmanに移しても良いと思っているくらいである。ただ一つの気掛かりは、この「Boardman」という都市がアメリカ合衆国のどこにあるのか、そしてどんな場所なのか全く分からないことである。
Boardman ー カタカナ表記するとボードマンというのだろうか。アメリカの都市名にしては野暮ったい音の響きである。直訳すると「板男」または「板人」ということになる。沖縄風に「いたんちゅ」と読んだら案外イケるんじゃないかとかどうでもいいことを考えたりする。
まずはこのボードマンなる市区町村がどこにあるのかを把握せねばなるまい。Google Mapで「Boardman」と検索すると、どうやら西海岸のオレゴン州北部にある街であるらしい。ちなみに地図上の位置はこちらである。
オレゴン州で最もメジャーな都市といえばポートランドであろうが、ボードマンはポートランドから東に約160マイルの場所に位置している。ちょうどオレゴン州の隣にあるワシントン州との州境の都市らしい。ワシントン州にはイチロー選手のいたシアトルがあるが、シアトルからは約250マイルほどの距離である。
地図を拡大するとこのようになる。見たところ、西の端から東の端まで5kmほどのちっぽけな田舎街である。街の北を流れるコロンビア川を越えた先にワシントン州がある。どうやらこのコロンビア川から望む夕日がこの街の魅力の一つであるらしく、日暮れ時のコロンビア川の景色を収めた多くの写真をGoogle Map上で見ることができる。
確かに綺麗な夕日かもしれないが、夕焼けが見られる時間帯なんて24時間のうちほんの一瞬だし、そもそもこの程度の夕焼けなら多摩川でも見られそうなものである。他になんか観光スポットはないのかよ・・・と、Google Map上でボードマンの街を隅から隅まで見て回ったが、コロンビア川以外、見るべきものは本当に何もなさそうである。おそらく観光客を呼び込もうという意志もないのだろう。
辛うじて訪問客を意識していそうな施設として、Sage Centerという何やら博物館めいた場所があった。ホームページを覗いてみたところ、どうやら地元の農業やエネルギーについての展示物があるらしいが、よりによって、Googleのレビューの筆頭に「なにもない」などと書かれている悲惨な有様である。
驚くべきことに、このレビューを書いた人はなんと日本人であるらしい。彼か彼女か知らないが、一体何の用があってボードマンなんかに行ってしまったのか謎である。もしかすると、彼か彼女が運営しているブログにもボードマンからのアクセスがあったのかもしれない。
改めて考えてみると、こうしてブログの記事にするのであれば、実際に当地を訪れたうえで記事を書くというのが本来あるべき形であろう。自分の足でボードマンを訪れ、そこで出会った人達に「僕のブログを見てくれてありがとう」とお礼を言って回るのが礼儀というものである。僕個人としても、できることならそうしたかったが、残念ながら生憎のコロナ禍で、海外旅行なども思うに任せないのが残念というか、歯がゆいというか、コロナ禍で助かったなあと思う瞬間であった。
コメント
僕もボードマンからのアクセスがあり気になっていました。ボードマンにハッカー集団のアジトでもあるんでしょうかね。何もなSAGEで謎が深まる一方ですね。はい