通勤時のカバンにはバックパックが最適というのが、社会人生活20年の末に辿り着いた僕の答えである。
社会人生活25年目には全然違うことを言っている可能性も捨てきれないのであまりアテにはならないが、少なくとも僕がここ5、6年は主にリュックを使って通勤しているのは事実である。
リュックは何より両手が空けられるというのが良い。
通常のビジネスバッグではカバンを持った時点で既に片手が塞がってしまう。そこへ雨でも降ってこようものなら、もう片方の手で傘をさすことになるので、これだけで両手が塞がってしまう。
そんな時に街で吉岡里帆や川口春奈に遭遇しても、両手が塞がっていては握手してもらうことすらできない。ビジネスバッグを使っているせいで吉岡里帆と握手という千載一遇のチャンスをみすみす逃してしまうということにもなりかねないのである。
雨が降ってるのに図々しく握手なんか求めてんじゃねーよという反論もあるだろうが、突然川口春奈に出くわすような事態の他にも、マッドシティと化した現在の東京では、いきなり暴漢が殴りかかってくるようなことも十分起こりうる。こうした不測の事態に備えて手を空けておくというのは、とても重要なことである。
僕が普段使いのカバンとしてリュックを使っているのは、こうした危機意識の表れであるとご理解いただきたい。
初代バックパックの欠点
楽天の購入履歴を見ると、僕がリュックを使い始めたのは2016年5月のことであるようだ。初めて購入したのはEngagementというブランドのEGTT-004というモデルである。これは純粋なリュックというよりも、トートバッグとバックパックの合いの子のようなものであった。
既に廃モデルになったしまったようなので詳しいレビューを書くことはしないが、防水性と容量は申し分なかったが、その代わりにバッグそれだけで1.3kgもあり、とんでもなく重たいリュックであった。
壊れてくれさえすれば、すぐに躊躇なく新しいリュックを買うこともできようものだが、どうやら感情なことがEngagementのバッグの取り柄のようで、5〜6年使い続けても壊れる気配さえ感じさせない。帰宅してバッグを下ろす時に強めに投げてみるなど不必要に雑に扱ってみたりもしたのだが、一向にダメージが加わっている素振りもない。最終的には根負けして、まだまだ余裕で使える状態ではあるが、新しいリュックに買い替える決断を下したわけである。
AceのガジェタブルHGXを購入
今回、僕が二代目のリュックとして購入したのはAceのガジェタブルHGXである。
使い始めて約1ヶ月程度になるが、さすがAceが通勤用に特化して開発したリュックだけあって、とても使いやすく、大分通勤が楽になったと感じている。
以下にガジェタブルHGXの魅力をいくつか挙げていきたいと思う。
ガジェタブルHGXの魅力その1:軽い!
ガジェタブルHGXを選んだ理由はいくつかあるが、初代のリュックの重さに泣かされてきただけに、今回は何よりも軽さを重視した。
ガジェタブルHGXは一番大きな15Lモデルでも重量は940gと1kgを切っている。20代の頃はカバンが重さなど屁でもなかったが、40代の中年男性にとっては通勤カバンが重たいというのは結構身体にこたえるものである。
初代のリュックから400g弱スリム化したことになるが、これだけでも通勤時の身体の負担が大分楽になったと感じる。
ガジェタブルHGXの魅力その2:収納力と取り出しやすさ
ガジェタブルHGXの魅力は、見かけによらず収納力が高いことである。参考までに、僕が普段カバンに入れて持ち歩いているモノをリスト化してみた。
・メガネ
・財布
・ポケットティッシュ
・名刺ケース
・自宅の鍵
・A5サイズのノート
・ジムの着替え
・タオル
・水筒
・iPad Air 11インチ
・充電器・ケーブル
・文房具
これだけのものを収納しても、まだ若干スペースに余裕があるのだからすごい。
単にモノがたくさん入るというだけではなく、ひとつひとつのポケットが取り出しやすい場所に配置されているので、混み合っている通勤電車でリュックを前に抱えているような時でも、スムーズにアクセスすることができるのだ。
【余談】ひとつだけ後悔している点
これはガジェタブルHGXの問題ではなく僕の問題なのだが、一番大きな15Lモデルを買ってしまったことには少し後悔が残る。
というのも、上に書いたくらいのモノであれば、13Lモデルでも十分収納可能と思われるからである。
「コロナ禍が落ち着けば出張なんかも増えるだろうし・・・」なとど余計な事を考えて最も大きなモデルを選んでしまったが、13Lモデルであれば860gとさらに80gの軽量化が実現できたのだ。
普段使いのリュックを選ぶのであれば、普段持ち運んでいるものが入ればそれでよく、出張なんかの際にはスーツケースを使うなどの対策を講じればよかったのである。
このような後悔をしたくなければ、Aceの店舗まで足を運び、展示されている実モデルに普段持ち運んでいるものが収納できるか確認したうえで購入することをおすすめしたい。