僕を3年間冬の寒さから過保護にしてくれたNANGAのオーロラダウンジャケットについて語る

 買い物をする時には、できるだけ自国の経済に貢献したいという考えから、なるべく日本製のものを買うようにしている。

 今回の記事では、僕が3年前に購入して以降、寒い冬を暑さに変えてくれた日本製のダウンジャケット、NANGAのオーロラダウンジャケットを紹介したい。

NANGAダウンジャケットを買った経緯

 ダウンジャケットは長く着ていると、いつの間にか中に詰まっている羽毛がなくなってスカスカになってしまうものである。

 10年近く着ていた先代のダウンジャケットがスカスカになってしまい、着ていても全く暖かくないことに気付いたのが3年前のことだった。

 このままだとスカスカなダウンジャケットを着たまま凍死してしまうと思い、冒頭に書いたゆるいポリシーに沿って日本製のダウンジャケットを購入することにした。

 そもそもMade in Japanのダウンジャケットなんてあるんかいな?と思いつつネットで検索してみると、NANGAという滋賀県にある老舗企業がダウンジャケットを作っていることが分かった。主にシュラフなどアウトドア用品を取り扱っているらしい。

 アウトドア趣味のない僕には今まで無縁の会社ではあったが、商品の評判はすこぶる良さそうなので、看板商品のひとつである「オーロラダウンジャケット」を購入することにした。

オーロラダウンジャケットには焚き火仕様も

 さらに調べてみると、オーロラダウンジャケットには、通常仕様のダウンのほか、別注品として焚き火用の仕様になっているものがあるようだった。

 焚き火仕様って何よ?と見てみると、標準的なオーロラダウンジャケットは生地がナイロン製であるところ、焚き火仕様のものは消防服などにも採用されている燃えにくい素材を使っているため、焚き火をしている時に火の粉が飛んできても、生地に穴が空いたり、燃え移ったりすることがないそうだ。

 特別な生地を使っているだけあって、お値段は焚き火仕様の方が数千円ほど高価だが、焚き火仕様は生地の質感もマットな感じに仕上がっており、通常仕様のツヤツヤしたものよりも個人的に好みであったため、迷わず焚き火仕様を買い求めた。

https://item.rakuten.co.jp/rococostore/010900-2-06/

 ちなみに僕が焚き火をすることは一切ない。

オーロラダウンジャケットのスペック

 一般的に、ダウンジャケットの性能には「フィルパワー」という基準があるようだ。フィルパワーというのは、要するに羽毛の膨らみ具合を表す単位で、羽毛が膨らめば膨らむほど熱を取り込んで保温性が増すということである。

 このフィルパワーが700を超えると寒冷地や山岳での着用にも耐えうる良質なダウンジャケットと言えるらしい。一方で、気になるオーロラダウンジャケットのフィルパワーとやらは760。このフィルパワーであれば、地球上のほとんどの場所で着ても全く問題なさそうである。

3年間着てみた感想

 オーロラダウンジャケットを購入してからというもの、12月から3月にかけて週末や休日はほぼ毎日のようにオーロラダウンジャケットを着用しているが、どんな服装をしていても、その上にオーロラダウンジャケットさえ着ていれば暖かく過ごすことができる。首元までしっかりガードしてくれるデザインになっているので、冷気が首のあたりから入り込んでくることもない。

 下手にダウンジャケットの下にフリースなんかを着込んでしまうと、ちょっと出歩いただけで背中のあたりが暑くなって汗だくになったりする。その日の天気を見ながらダウンジャケットの下に着るものを考えて調節しておかないと、寒さよりも暑さにやられることになるので要注意である。冬の街中でおっさんがひとり汗だくになっている姿は見るに堪えない。

 上述の通り、760フィルパワーというのは寒冷地や山岳地帯に適したダウンジャケットなので、関東平野で冬を過ごすくらいならばむしろオーバースペックとも言えるかもしれない。

 とはいえ、オーロラダウンジャケットさえあればその下が半袖Tシャツでも余裕で冬を過ごすことができるというのは大きな魅力といえるだろう。重ね着は着るのも脱ぐのも面倒だという人にもおすすめの一品と言えるのではないだろうか。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする