プロテインパウダーを飲むことにした
トレーニング後のタンパク質摂取をいかにして行うか。これは全ての筋トレ愛好家に共通するテーマである。
せっかく頑張って筋トレをしても十分なタンパク質を摂らなければ筋肉はつかない。一説によれば、日常的にスポーツをしている人は体重1kgあたり毎日1.4gから2gのタンパク質を摂取することが推奨されているようだ。つまり体重70kgの人の場合、約100g~140gのタンパク質をなんらかの方法で摂取する必要がある。
しかし、実際に100g以上のタンパク質を毎日摂取するというのはなかなか難しいことである。ステーキを200g食べたところで摂取できるタンパク質は50gに満たないし、納豆を15パック食べてようやく100gのタンパク質に到達する(1パック7gで計算)。
こうなると毎日の食事のほかに、補助的にタンパク質を摂取するやり方が効率的に思える。筆者としてもアスリートでもなんでもない分際でプロテインを飲むのはなんとなく気が引けていたが、ただでさえ1日2食生活でタンパク質の摂取が難しい状況もあり、とうとうプロテインの誘惑に屈することになったわけである。
プロテインを飲み続けるのが難しい理由
それ以来、いくつかの種類のプロテインパウダーを購入して飲んでみたが、ご承知の通りプロテインというのは、あまり美味いものではない。企業は様々な努力をしてプロテインが飲みやすくなるように趣向を凝らしており、20年前に比べれば大分味が向上したように思うが、それでも「毎日飲むのが楽しみ」というほどのものではない。
プロテインの飲みやすさを追求する際には、チョコレートやバナナ、ヨーグルトといったフレーバーと甘味を足すという手段が多く用いられるが、甘味を追加する際には他の食品と同様、人工甘味料が使われる場合が多い。人工甘味料の全てが悪いというわけでもないらしいが、特に安価なものは人体に有害な甘味料が使われているものもあるようなので注意が必要である。
また、プロテインは1kg程度の大袋や缶に入ったものが多く売られているが、1kgのプロテインパウダーを飲み切るためには長い時間を要する。消費のスピードは個人にもよるだろうが、数週間から数ヶ月を要するのではないか。となると、例えばバナナ味のプロテインを購入した場合、少なくとも数週間はバナナ味ばかり飲み続けなければならなくなる。どんなに美味しいものであっても、数週間ぶっ続けで決まった味しか飲めないのは苦行とも言える。プロテインを飲むことを決意して買ってはみたものの、最期まで飲み切ることができずに捨ててしまうというケースは実は多いのではないかと思う。
プレーンフレーバー万能説
こうしたプロテインにまつわる問題を解消する方法は、味も甘味も足されていないプレーン味のプロテインパウダーを飲むことである。インターネット上のショッピングサイトでも、多種多様なフレーバーに混じってプレーン味のものもいくつか存在する。
プレーン味のプロテインは文字通りプレーンなので、そのまま飲んでも何の味もしない。しかし、これは裏を返すと、その日の自分の気分に合わせて色々な味付けを楽しむことができるということになるわけである。
例えばこのプレーン味のプロテインパウダーをヨーグルト、蜂蜜、レモン汁と一緒にシェイカーに入れて一振りすれば美味しいヨーグルトドリンクが出来上がる。その他にも牛乳とココアパウダーと一緒に混ぜたり、バナナと一緒にミキサーにかけてみるのもオススメである。
こうしたレシピを何種類か持っているだけで、飽きずにプロテインを飲むことができるので、プロテインを買う際にはプレーンを買うことをおすすめしたい。
ちなみに、筆者はホエイプロテインとソイプロテインのプレーン味をそれぞれ購入し、それらを混ぜたうえで味付けをすることにしている。下記にオススメのプロテインを挙げておくので参考にしていただきたい。
GoCLN (ゴークリーン) グラスフェッド ホエイプロテイン (プレーン) 1kg 人工甘味料不使用 無添加 オーガニック 国内製造